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届かせたいことば

僕は君の笑顔を見ることはなくなった

それは世界が変わったわけではなく
ましてや君が変わったわけでもない

僕が君がいた日常から
いつの間にか
消えてしまっただけ
フェードアウトしたように
僕は君から遠ざかった

君とはまだ話したかったんだ
君とはまだ触れ合いたかったんだ

日々の少しだけのふれあいを
偶然が引き寄せただけの指先のぬくもりを
何よりもいとおしく思っていた僕は
気づけばいつの間にか
自分から
そう、自分から

遠ざかっていただけ。

君の好きだったところを思い出してみては
何をしているんだろう?

まるで自己陶酔と自己憐憫を涙にして
まるで神格化とご都合主義を思い出にして
君をただ
きれいな思い出にしようとしている

違う
違うんだ

君に言いたかったことがあったんだ
ただ君に言いたかったんだ!

思い悩んだふりをして
「伝えたいことを伝えられない」なんてポーズをとって
涙に暮れていたいんじゃないんだ!

違う
違うんだ
もっと単純なことなんだ

君の笑顔を思い出にして
きれいな思い出にして
やさしい憧れの思い出にして
「何も言えなかった」なんてつぶやきたいんじゃないんだ

純粋に
どこまでも純粋に
君のまっすぐな視線を真正面から受け止めて
こう言いたかっただけ

「君が好きでした」

いつか会えたとき
今度こそ、会えたとき
言いたいんだ

「打算も陶酔も捨て去って」
「ただ僕が、心の底から言いたいことは」
「君を思い出になんか、したくない」
「君が、好き、でした」
「馬鹿みたいに、君が――」
「すき、でした」
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三日月幻夜

Author:三日月幻夜
よく「雰囲気大分違うけど、同じ人が書いたの?」って言われます。
色々あるので見てってください。

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